Q.なぜ、骨髄移植から さい帯血移植へと全面的に切り替えないのですか?

 臍(さい)帯血とは、「日本さい帯血バンクネットワーク」から引用しますと、
出産の時、赤ちゃんのへその緒とお母さんの胎盤にある血液で、骨髄移植と同じように患者さんに移植して病気を治すことができます。さい帯血の提供は出産時に行われ、赤ちゃんにもお母さんにもまったく痛みがなく、短時間で終わるのが特徴です。
他にも動員末梢血移植などありますが、移植はどれも一長一短です。さい帯血では、採取できる量が骨髄移植と比べると少ないため、全ての骨髄移植をさい帯血移植で代用することは出来ません。

一番大切なことは、数ある移植方法の中から、
患者さん個人個人にとって最良のものを選ぶことができる環境です。そして骨髄移植は、現在も有効な治療法の一つですから、希望する患者さんが確実に移植できるように環境を整える必要があります。

参考:●他の造血幹細胞移植(骨髄移植推進財団)


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