Q.ある作品を見て・読んで登録しようと思いました。こんなきっかけでいいのでしょうか。

今まで興味関心なんて全くなかったのに・・・
自分が流されやすい人間と思われてしまうのではないか・・・

提供者がみつかって、移植に向けて家族や職場仲間に話をする時のことを考えるとこんな不安がよぎってしまうのかも知れません。

でも、よく考えてみてください。移植を待っている患者さんが必要なのは日本・世界の中から、自分の型にできる限り適合した最良の条件で骨髄移植を受けることであって、どういう経緯で登録したのか、の問題ではないはずです。

初めは家族が賛成の立場ではなかった提供者もいます。ですが、心を動かされた作品を家族にも紹介して、その感想や骨髄バンクについて一緒に語り合えば、きっと共感して理解が得られるのではないかと思います。

職場仲間にしても、骨髄移植推進財団から呼ばれて仕方なく休む、という説明ではなく、自分の家族の命を救うのと同じような気持ちで、自分の骨髄を提供したいと自発的な気持ちを強く訴えれば、きっと快く送り出してくれるでしょう。

参考:提供しました!(donorsnet)

創作者側にしてみても、自分の作品をきっかけに関心をもって欲しいという想いで作ったのですから、創作関係者もきっと大いに喜ぶと思います。ですから、どうぞ自信をもって登録して下さい。

作家:横山秀夫さん(donorsnet)


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